
沖縄伝統といえばエイサーがある。そのエイサーに、チョンダラーという役割があります。
初めて、エイサーをみたときに、チョンダラーってへらへらしててピエロみたいだなとおもいました。
しかし、よくよく調べてみると、このチョンダラーさんは、なにやら組織(エイサー)の重要人物という話が。
そして、最近注目をあびている「ファシリテーター」にも通じる人材なのかもしれないと感じています。
チョンダラー(京太郎)とは誰か。
→京都から来た「チョンダラー」はエイサーの伝道師だった。(京都と沖縄の意外なつながり)
エイサーを琉球の村々に広めたのは、芸能集団として京都からやってきた太郎こと、京太郎(チョンダラー)たちだったといわれています。
彼らは正月には門付けの祝言をとなえ、葬式では鉦(かね)を鳴らして念仏をとなえながら、念仏踊りをした念仏者(ニンブチャー)でした。
現在の那覇市首里にあったという行脚村(アンニャムラ)に集団で暮らしながら、村々を北部まで渡り歩いて念仏踊りを広めたようです。
時代と共にその歌詞の内容は少しずつ変わっていきましたが、『仲順流れ(ちゅんじゅんながり)』は今もその流れを受け継いでいる代表的なエイサー曲として知られています。
(出典:沖縄観光情報WEBサイト おきなわ物語)
チョンダラーの役割
チョンダラーの本来の役割とは、
観客を笑わせたり、盛り上げたりします。
一般的には、カチャーシーをすすめたり、
拍手をすすめたり、
飛び跳ねたり、
指笛を鳴らしたり、
時には客に酒をすすめたり注いだりする事もあります。
一方でエイサーのリーダー的な役割も担います。
曲の間や途中で、
エイサー隊の列を整えたり、
衣装を整えたり、
三線のリズムを調えます。
太鼓の指揮をとり、
曲と踊りのリズムを抑え、
三線のキュー(合図)もチョンダラーの役目です。
(例えば、隊列を組み移動して、曲の間奏の繰り返しで列が揃うと、チョンダラーがエイサー隊にキューを出して、囃子〈フェーシ〉を出させ、三線にキューを出して唄が始まる。という具合です。)
エイサー隊員の汗を拭き、
水を飲ませ、
クバ扇で風を送り、
折れたバチの交換等、
常にエイサー隊をサポートします。
チョンダラーは、エイサーの流れを熟知しているという事が第一条件です。
(出典:るんたるんた 民俗楽器専門店)
なるほど。なんだか、チョンダラーというリーダー像に憧れてしまいます。
いろんな説があるようですが、今後も研究していきたい沖縄文化の一つです。
沖縄観光情報WEBサイト エイサーイベント情報2011
その他参考ページ
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